シンガポールの会計事務所

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IR8Aは雇用主が従業員に配布しなければならない所得証明書です。

シンガポールの個人所得税は暦年を計算期間とする累進課税方式となり、2016年1月1日から12月31日までの所得を2017年4月18日まで(紙ベースは１５日まで）にIRASに申告する必要があります。

個人で申告する場合、雇用主は従業員に対し報酬を報告するためにForm IR8A　Appendix 8A　Appendix 8B Form IR8S　（必要に応じて）を3月1日までに発行する必要があります。これを元に従業員は申告します。

用紙はIRASサイトよりダウンロードして取得します。
www.iras.gov.sg>Quick Links>Forms>Businesses>Income Tax　forms for Employers

IR8Aが必要な対象者は(a)フルタイムで働くシンガポール居住者(b)パートタイムで働くシンガポール居住者(c)非居住者従業員(d)会社役員（非居住者含む）(e)年金受給者(d)すでに退職しているが2016年に報酬を受け取った従業員です。

そのほかIR8Aとともに必要に応じて発行する書類は下記のとおりです。
Appendix 8A　給料、ボーナス以外で会社より住宅手当などのベネフィットが発生している場合
Appendix 8B　自社株式保有の従業員
Form IR8S　　CPFの過払い、払い戻しなどがあった場合

IR8A, Appendix 8Aには秘書役、役員、パートナー、経営者、マネージャー、秘書、クラブや協会の会計係、雇用者により認可された非常駐の会社担当者または個人のいずれかのサインが必要です。

ただし、コンピューターより直接印刷で作成されたIR8Aについてはサインは強制ではありませんが、作成者の名前、機関、役職、連絡先番号 および日付は必要です。